オーストラリア・ビクトリア州で8月11日、小学生年代の合唱団が集まる「Junior Choral Festival 2026」が開かれます。参加団体は順位を競わず、互いに歌い、互いの歌を聴きます。そろえるのは順位表ではなく、声のほうです。

催しは昼と夕方の2部制です。どちらも最初に全員で歌い、その後のコンサートでは各合唱団が2曲ずつ披露します。参加費は無料。舞台に立つ時間だけでなく、別の合唱団を客席から応援する時間も最初から予定に入っています。

主催団体の名前にあるコダーイは、ハンガリーの作曲家・音楽教育者ゾルターン・コダーイに由来します。その教育理念では、誰でも持っている「声」を音楽教育の土台にします。楽器を持参しなくても、参加者本人がすでに楽器という考え方です。

公式案内が掲げるのは、支え合う非競争の環境です。金賞も銀賞もありませんが、合同合唱なら人数が増えた分だけ音は豊かになります。得点を足す代わりに、声を重ねる音楽祭です。