スコットランド北東部のアバディーンで8月14日、市内全域を使って生きものを数える「BioBlitz」が開かれます。市民と専門家が公園、川辺、海岸、街中の緑地へ散らばり、見つけた種を1日でできるだけ多く記録します。この日だけは、市の名簿に花やハチ、菌類まで加わります。

中心拠点は、持続可能な土地や作物、自然を研究するジェームズ・ハットン研究所です。構内では午前10時から午後4時まで、名前のわからない生きものを専門家と調べ、観察記録の付け方を教わり、顕微鏡や蛾の採集装置も試せます。途中経過は会場で随時更新されます。

市内では野草、マルハナバチ、海鳥、海の生きもの、哺乳類、菌類を対象にした6つのガイド付き企画も用意されました。参加者は全部を回る必要はなく、気になる場所や時間を選べます。観察会場を一つの公園に閉じず、街そのものを大きな調査区にしたのが特徴です。

ロンドン自然史博物館はBioBlitzを、限られた時間で植物、動物、菌類をできるだけ多く見つける「時間との競争」と説明しています。集まる記録は単なるスタンプラリーではなく、その場所の生物多様性を写す科学的なスナップショットになります。速さを競いますが、足元のコケは急ぎません。