米アーカンソー州リトルロックのアーカンソー美術館で8月26日、車輪を絵筆代わりにする幼児向けプログラムが開かれます。小さな車のおもちゃに絵の具をつけ、走った跡を線や模様として画用紙へ残します。この日の道路は紙、交通ルールは「楽しく走る」です。

催しは午前10時30分から11時30分までで、参加は無料。幼児と就学前の子ども、その保護者が対象です。車輪が一日どんな仕事をしているかを描いた絵本を読み、歌や動きを楽しみ、最後に制作へ進みます。読む、動く、描くを一時間でつなぐ構成です。

車輪の軌跡は、開催中の展示『Nathalie Miebach: Under A Restless Sky』にある形や模様から着想を得ています。作家のナタリー・ミーバックは、気象などのデータを紙、木、ロープなどで立体作品に変え、さらに作品全体を演奏できる楽譜としても組み立てています。数字が彫刻になり、彫刻が音楽になる展示です。

子どもたちは難しいデータを読む代わりに、車輪が残す線の重なりから形と動きを見つけます。普段は目的地へ向かうための車が、この日は絵を作るために往復します。絵筆は休憩、タイヤが美術当番です。