ケンブリッジ博物館は7月26日、19世紀の地元紙から、猫が「ねずみ対策」から大切な家族へ変わっていく記録を紹介しました。目を引くのは1899年8月の広告です。旅行へ出る家族の猫を預かる「A Cats’ Home」が開業し、料金は1週間1シリング6ペンス。猫にも夏休みの宿泊予約が必要になっていました。
広告を出したのは、ミル・ロード近くに住むパー夫人です。新聞は、預けられた猫を快適に過ごさせる本物の「Home」だと案内しました。飼い主が留守の間も費用を払って世話を頼む人がいたから、猫専門の宿が商売として成り立ちました。住所欄の次に、猫の予定表ができた時代です。
同年3月には、子猫へ乳を与える母猫を5シリングで募る別の広告もありました。応募する飼い主には、母猫とその子猫を一緒に連れてくるよう求めています。現在の保護活動につながるような仕組みを、当時は新聞の小さな募集欄で探していました。
博物館は7月31日から、館内9か所を巡る「Cats of Cambridge」展も開きます。大学で親しまれた猫、陶器、写真、地域の記録を展示し、16歳以下は無料です。9つの展示は「猫には九つの命がある」という英語圏の言い伝えに合わせたもの。猫の歴史を追う館内ルートまで、きっちり九つにそろえました。