オーストラリア爬虫類公園で、コモドドラゴンの赤ちゃん「スンダ」が誕生しました。名前は野生のコモドドラゴンが暮らすインドネシアの小スンダ列島に由来します。豪州で繁殖に成功したのは今回が3例目。同園が国内で初めて孵化に成功してから5年ぶりの出来事です。

スンダは約8か月を卵の中で過ごしました。殻に最初の小さな切れ目が確認されてから、全身が外へ出るまでにかかった時間は3日。その後もすぐ歩き回るのではなく、卵黄の残りを吸収するためにもう1日を使いました。飼育チームはカメラを設置し、孵化の前後を24時間体制で見守りました。

現在の体長は約30センチです。幼い個体向けに作られた展示場で、フィカスの木に登ったり保温灯の下で体を温めたりしています。小さくても世界最大のトカゲの仲間です。成長すれば全長は3メートル近く、体重は90キロほどになる可能性があります。父親の名はクラーケン、母親はデナーリスです。

卵から出るのに3日をかけたスンダですが、外へ出てからは木の上まで移動しています。いまの大きさを見られる期間は長くありません。将来の巨大さを知ったうえで30センチの姿を見ると、誕生直後という時間そのものが展示の一部に見えてきます。