動物園や博物館を訪れた記録を、デジタルスタンプとして集めるサービス『ペレログ』が始動しました。7月31日に施設情報や記事を載せるWebメディアを公開し、iOSとAndroidのアプリは8月中に公開β、つまり先行版を出す予定です。見学の余韻を記録しつつ、スタンプ帳だけ先に帰宅する心配はありません。

アプリはGPSか施設に掲示されたQRコードでチェックインし、訪問ごとにスタンプを発行します。水族館編、美術館編など館種別にまとめ、いつどこへ行ったかを履歴で確認できます。基本機能は無料の予定です。現在は事前登録を受け付けており、配信日やストアのURLは確定後に発表されます。まだ押せない印を、押せることにして書かないのも大切です。

狙いは、来館と記録を施設の応援へつなぐことです。日本博物館協会の2026年3月調査では、回答施設の77.4%が財政面の厳しさ、73.2%が職員不足、60.8%が広報不足を挙げました。ペレログは施設の基本情報掲載や初回取材記事、館内掲示用QRコードなどを、条件付きで無償提供するとしています。

訪問そのものは入館料や売店利用につながり、記録の共有は次の来館者の入口になります。国立科学博物館の2023年のクラウドファンディングは、開始9時間で1億円に達し、最終的に約5万7000人から約9億2000万円を集めました。大きな支援だけでなく、普段の一館を記録するところから始める設計です。