米カリフォルニア州サンタバーバラの海沿いで8月30日、地元作家約150人が作品を並べる『Santa Barbara Arts & Crafts Show』が開かれます。絵画、彫刻、工芸、写真などは、すべて会場にいる作家本人の制作物です。作者を探して名札を裏返す必要はありません。たいてい作品のすぐそばにいます。
催しが始まったのは1965年。当初は『Domingo Art Show』と呼ばれ、約12人の作家が日曜に広場へ集まりました。発想のもとは、ヨーロッパの歩道展とメキシコシティの屋外美術祭です。規模が大きくなると海沿いのカブリロ通りへ移り、1971年には工芸作家も参加。翌1972年に現在の名称となりました。
参加できるのはサンタバーバラ郡の住民で、販売する品は本人が作らなければなりません。審査で順位を競う形式ではなく、作り手と来場者が話せることを大切にしています。制作を実演する人もいるため、完成品の売り場と工房の間を、海風がそのまま通り抜けます。
8月30日の開催時間は午前10時から午後6時まで。会場はスターンズ・ワーフからカジェ・セサル・チャベスまでのカブリロ通り沿いです。この美術市は年間を通して毎週日曜と、一部の祝日週末の土曜に続きます。12人で始まった日曜の集合が、61年後も同じ曜日に待ち合わせています。