ニュージーランドの4大学が7月30日、学部生による「New Zealand Undergraduate Space Challenge」を始めました。参加するのはオークランド大学、ウェリントン・ビクトリア大学、カンタベリー大学、オークランド工科大学です。工学や科学だけでなく、ビジネス、法律、医学、人文分野の学生もチームへ加わります。宇宙船ですが、乗組員はかなり文系多めでも構いません。

チームは3学期を使い、解決する課題を決め、試作品を作り、試験まで進めます。競うのは宇宙についての作文ではなく、実際に動く機器へ近づける設計です。最も優れた案は打ち上げ可能なハードウェアへ仕上げ、オークランド大学が運用する共有CubeSatへ組み込む計画です。

CubeSatは小型人工衛星の規格で、今回の共有機は大学の説明ではパン一斤ほどの大きさです。パンを積むのではなく、学生の実験を詰めます。大学側が衛星本体、管制設備、試験環境、技術支援をまとめて用意するため、各大学は一校ずつ衛星を建造・運用する費用を負わず、実際の宇宙ミッションへ参加できます。

ロケットラボは、学生衛星を打ち上げへつなぐ経路を提供すると申し出ています。これは打ち上げ完了の発表ではなく、学生案を軌道へ運べる可能性を具体化した段階です。教室の模型で終わるかもしれない課題を、管制室とロケットの予定表へ近づける仕組み。提出先は教授だけでなく、最終的には宇宙です。