神戸市で始まった「わんわん見守り隊」が7月24日、兵庫県全域へ広がりました。犬と飼い主が、いつもの散歩を続けながら子どもの通学路などへ目を配る取り組みです。2026年4月の開始から約3か月で、登録した犬の“隊員”は200頭を超えました。増員方法は訓練ではなく、まず散歩です。

参加者に決められた巡回日時や回数はありません。専用サイトから登録すると腕章とキーホルダーが届き、それを着けて普段の時間、普段のコースを歩きます。新しい予定を増やすのではなく、毎日すでに町を歩いている犬と飼い主に、見守りの目印を加える「ながら見守り」です。

活動はネスレ日本、兵庫県警察、神戸市獣医師会の連携で始まりました。今回は兵庫県獣医師会も加わり、県内全域で参加できるようになりました。散歩中に異変を探し回る特別任務ではなく、地域に人の目がある状態を自然に増やすのが目的です。犬にとってはいつものコースでも、町から見ると小さな巡回になります。

この仕組みには、子どもが地域の犬と触れ合う機会を増やす狙いもあります。防犯活動を大げさな行事にせず、犬との暮らしに組み込んだのが特徴です。隊員グッズは届きますが、犬の歩く速度も寄り道の回数もそのまま。見守り隊の運行ダイヤは、飼い主より鼻が決める日もありそうです。