大阪府吹田市のニフレルは7月24日、閉館後の館内で生きものを見る夏限定イベント「夜にふれる」を始めました。通常は18時で閉館しますが、対象日は専用チケットで20時まで開館。音楽を止めて照明を落とし、昼とは違う静かな展示空間をつくります。閉館時刻は来ても、生きものに終業のチャイムはありません。
夜に活動しやすいマタコミツオビアルマジロの動きや、ホットスポットでくつろぐワオキツネザルなどが見どころです。水槽の音や鳥の羽ばたきも感じやすくなります。展示を増やすのではなく、普段流れている音と光を減らして観察する企画です。
「どくにふれる」ゾーンでは、チャグロサソリにUVライトを当てると体が光って見える現象を解説します。サソリの外骨格には紫外線で蛍光を発する物質があり、暗い場所では青緑色に浮かび上がります。夜の案内役としては、ずいぶん自前の照明が強い生きものです。
巨大アート空間では音楽を切り、夜風をイメージした香りを加えます。来館者には暗い場所でほんのり光るリストバンドも配布。開催は7月と8月の計18日間で、18時から20時までです。主役を目立たせるために照明を足すのではなく、館内の方を静かにする。夜ならではの展示方法です。