東京・文京区の印刷博物館で8月12日、親子6組がポップアップ絵本「鳥のらくえん」を作ります。色を塗った紙を切り、丁寧に組み立てると、本を開いた瞬間に鳥たちが立ち上がる仕組みです。読者が一行目を読む前に、鳥のほうが先に起立します。

体験は午後2時から約90分。小学生と保護者にはそれぞれ教材が用意され、使い慣れたはさみや色鉛筆などを持参します。幅10ミリの両面テープも指定されており、公式案内によれば仕上がりがきれいになるとのこと。紙の楽園を支える建築資材は、意外と身近です。

この催しは8月4日から14日まで行われる夏休み体験教室の一つです。ほかにも活版でアイスクリーム柄のカードを刷る体験、中綴じのノート作り、昔の硬券印刷機で『銀河鉄道の夜』の切符を刷る体験などがあります。印刷を読むものだけでなく、押す、折る、切るものとして扱います。

ポップアップ絵本作りは親子6組の少人数制です。大量印刷を扱う博物館で、この日作るのは一冊ずつの手仕事。本を閉じれば鳥は紙の中へ戻り、もう一度開けば全員そろって再登場します。再演料はかかりません。