米シアトル市役所が8月12日、午前11時30分から2時間だけ「City Hall」ならぬ「Kitty Hall」に変わります。市の動物保護施設が譲渡対象の猫と子猫を連れてくる恒例行事で、来場者は猫と会い、家族に迎える手続きまで進められます。庁舎の名前は一文字しか増えませんが、毛の量はかなり増えます。

会場には複数の猫との面会スペース、ペット登録や支援情報の案内、記念写真を撮れるKitty Cam Photo Boothが並びます。さらに譲渡対象の成猫たちは「Kitty Council Purr-sident」の座を目指して立候補。来場者が投票します。Purr-sidentは、猫が喉を鳴らすpurrとpresidentを合わせた役職名です。

当日参加する猫と子猫はすべて譲渡対象です。希望者は会場で必要な書類を済ませれば、その日のうちに猫を迎えられます。写真を撮るだけの催しではなく、面会から新しい暮らしまでを市役所の一室でつなぐ仕組みです。

シアトル動物保護施設は1972年設立。公式発表によると、2025年には預かりボランティアを含む800人超が活動し、1500匹を超える動物が家庭へ移るのを支えました。議長選の肩書は一匹分ですが、本当の目標は候補全員に新しい居場所が見つかることです。