ロンドンのキャンバーウェル図書館は7月23日、世界の楽器を作る子ども向け企画「Summer Beats & Creative Treats」を始めました。8月27日まで毎週木曜に開き、参加は無料。普段は音量を下げる場所ですが、この夏は楽器を作る側へ回ります。

初回はオーストラリア文化に触れながらディジュリドゥを作る工作。続いてアフリカの太鼓、古代ギリシャを題材にした紙のパンパイプ、音の出るシェーカー、物語と音楽、輪ゴムギターと進みます。六週間で世界を巡りますが、必要な移動は図書館までです。

なかでも8月13日の公式案内には「図書館で音を出して楽しむ」とあります。シェーカーは振って初めて仕事をする道具なので、完成後まで静かにしていたら動作確認ができません。この日ばかりは、音を出すことが企画の正解です。

催しのテーマは「Read to the Beat!」。本を読むことと、体を動かすこと、工作を一つの時間につなげています。音楽の歴史を説明するだけでなく、自分の手で形にして鳴らすところまでが読書企画。図書館が静けさを捨てたのではなく、学び方の音量を少し上げました。