カナダの研究チームは、板やタイヤ、パレットなどを自由に組み合わせる『ルースパーツ遊び』が、子どもの動きと創造的な遊びを広げると報告しました。放課後プログラム3か所で、スタッフと子どもの声を分析した研究です。完成品のおもちゃではなく、何に使うか決まっていない物が主役になりました。説明書は最初から入っていません。

研究でいうルースパーツは、運ぶ、並べる、積む、組み直すといった使い方ができる素材です。子どもたちは同じ板やタイヤを、砦や障害物、別の遊び道具へ変えていました。用途が一つに固定されないため、遊ぶ側が場所とルールを作ります。素材は少ないのに、担当業務はかなり多めです。

研究者は聞き取りを四つのテーマに整理しました。楽しさと没頭、状況に合わせて変わる創造的な遊び、新しく多様な体の動き、自分の動きを考える機会です。ここでいう『身体リテラシー』は、さまざまな動きを身につけ、自信を持って体を動かす力を指します。速さだけを競う調査ではありません。

論文は、自由な屋外遊びを支えることが身体リテラシーと活動量を高めると結論づけています。ただし、今回の中心は参加者の経験を整理する質的研究で、すべての遊び場に同じ効果を保証するものではありません。それでも、遊び道具を完成させすぎないことが、子ども自身の発明を始める余白になると示しました。