日本上陸30周年を迎えるスターバックス コーヒー ジャパンは、記念商品『スマトラ マサ デパン』を7月22日に発売しました。名前はインドネシア語で『未来』。ただし今回の主役は、名前の面白さよりも、その未来を誰につなごうとしているかです。

開発の出発点は、2024年に全国の従業員から集めた『未来のコーヒー』への声でした。そこから日本と米国シアトルのチームが豆やレシピを選定。30年を振り返る記念品ではなく、これからコーヒーを好きになる人との出会いを考えた一杯に仕上げました。

使われているのはスマトラ島の2種類の豆です。その生産者グループには若い世代も多く携わっています。東京のロースターが難しいブロンドローストに挑み、フルーティーな香り、煎茶を思わせるうま味、トロピカルな風味を引き出しました。パッケージの明るい緑色の文字にも、未来を担う若い生産者へのまなざしが込められています。

飲む側の入口も広げました。豆のままの250グラムだけでなく、挽き具合を気にせず使える100グラムの粉と、1杯から試せるドリップタイプを用意。器具も知識もまだない人が『飲んでみようかな』と思ったとき、最初の一歩でつまずかない形です。

コーヒーの未来には、育て続ける人だけでなく、新しく好きになる人も必要です。若い作り手から初めての飲み手へ。一袋の中に、次の30年を両側からつなぐ橋が入っていました。